食品包装業界では近年、易開封性(開けやすさ)が注目されています。それに伴い、フィルム製蓋材もイージーピールフィルムであることが求められます。イージーピールフィルムとはその名の通り、剥がしやすいフィルムのことですが、その剥がす力(剥離強度)を数値化し管理できるのが、イマダの剥離試験機です。剥離強度を測定することで、その蓋材が本当に簡単に剥がすことができるものになっているか?という開封性の評価ができます。こちらでは、レンジで温めて調理するタイプのパックご飯の蓋フィルムを剥離し、その剥離強度を測定する事例を紹介しています。こちらの試験で使用されているのは、ごはんパックの蓋フィルム専用に治具を設計した剥離試験機です。長方形かつ、柔らかい素材の容器をうまくクランプすることができるのが特徴です。詳細はビデオをご覧ください。イマダではこの他にも、ゼリーカップ容器の蓋フィルムや、カップラーメン容器蓋フィルムの剥離試験にも対応可能です。このようなイージーピールフィルムを剥離する試験は、研究開発や品質管理で利用されています。
- ZTSシリーズのご使用をお勧めしています。
- 特注治具を使用することを想定しております。
- 動画は、特定のサンプルにおける測定イメージです。形状や材質によっては測定できない場合がございます。
- 製品構成例は一例です。実際の測定サンプル・測定方法・荷重値で推奨製品、関連オプション、レンジは異なります。
- 動画内で使用している製品が、製品構成例でご紹介している製品と異なる場合がございます。
- 製品の組み合わせによっては、取り付けることができないものもあります。個別の製品ページで詳細をご確認ください。
製品構成例 |
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標準タイプデジタルフォースゲージ ZTSシリーズ |
標準タイプ電動計測スタンド MX2シリーズ |
特注治具 No.1T039 パックご飯の蓋フィルム剥離試験治具 |
スタンドオプションケーブル (MX2/EMX-ZT接続用) CB-528 |
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