JIS S 0021-2 (2018)は、食品包装の易開封性に関する規格です。このJIS S 0021-2(2018)には、スクリューキャップなどの蓋材をはじめ様々な包装容器の易開封性を確認するための試験方法について述べられていますが、ここでは、その中でもヒートシールにより密閉された食品包装袋(菓子袋など)の開封力試験を紹介しております。JIS S 0021-2(2018)の要求事項として、細かな条件は色々ありますが、主として「開封強さと開封距離の関係を図として示し、その過程の最大荷重値を読み取る」とあります。これは言い換えれば、引張荷重と変位の関係をグラフ化する必要があるという事ですが、イマダの測定器とソフトウェアを使えば、その関係をグラフ化し、最大荷重値もグラフ上で容易に確認できます。また測定値の取得間隔は50~100回/secとの要求もありますが、もちろんそれにも対応可能でソフトウェア上で設定可能です。イマダの測定器は卓上サイズで扱いやすく、JIS S 0021-2(2018)に準拠した測定も比較的簡単に行うことができます。詳細はビデオをご覧ください。JIS S 0021(2018)内のこのような試験は研究開発や品質管理で利用されています。
関連規格
- JIS S0021-2 (2018) 「包装-アクセシブルデザイン-開封性 "B.1.4 軟包装袋の引き剥がし"」一部準拠
- JIS規格に準拠した測定の場合、フィルムチャックの首固定オプションが必要です。
- 動画は、特定のサンプルにおける測定イメージです。形状や材質によっては測定できない場合がございます。
- 製品構成例は一例です。実際の測定サンプル・測定方法・荷重値で推奨製品、関連オプション、レンジは異なります。
- 動画内で使用している製品が、製品構成例でご紹介している製品と異なる場合がございます。
- 製品の組み合わせによっては、取り付けることができないものもあります。個別の製品ページで詳細をご確認ください。
製品構成例 |
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荷重-変位測定ユニット FSAシリーズ |
フィルムチャック FC-21/20/40/21U/41U/21UQ |
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